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   広報ふだい  NO.459
平成12年8月号

button1.gif台風3号 村を直撃

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 荒れ狂う普代川。”母なる川”は
 時としてその姿を一変
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 7月3日、熱帯低気圧から発達した大型で強い勢力を保った台風3号は、7日夜八丈島の南海上を北上し、8日未明、三陸沖を通過、村を直撃しました。

 8日の県内は大雨と暴風に見舞われ被害が続出。村でも住宅、漁港施設、土木施設を中心に、被害額は8億8千8百7十万円(7月28日午後5時現在・村調べ)に達しました。

 8日未明から振り出した雨は、同日午後9時までに261ミリを記録。午後3時20分には普代川が決壊。村中心部、田畑の完遂、土砂崩れなど、大きな被害をもたらしました。午後5時55分には、旭日区、中央区、上区、緑区の4地区415世帯、1284人を対象に避難勧告を発令、午後9時には解除されましたが、5世帯8人の方が管理センターで不安な一夜を過ごしました。幸い、人的被害はありませんでした。

 出動した村消防団員の深渡覚さん(43)は「被害が広がるにつれ情報伝達がうまくいかなくなり、一時パニック状態になりました。しかし、あれだけ雨に降られると、なすすべがありませんでした」と台風の猛威を振り返っていました。